合格基準を知ろう
孫武さんは、「 故に曰わく、彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に必ず殆し。」
こんな有名な言葉を残しています。
受験に当てはめれば、「傾向と対策を知ろう」
何でしょうね?
私の解釈では、「国家試験合格者を味方に引き込み受験(戦)をしない。つまり、起業すればいいのか!」
なんですけどね。
冗談はさておき、薬剤師国家試験はどうなっているかと言いますと。
必須問題90問、一般問題255問、計345問からなります。
そして、第101回薬剤師国家試験は合格基準が明記されました。
以下厚生労働省より
以下のすべてを満たすこと。
1 .問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた 相対基準により設定した得点以上であること
2 .必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること
となっています。
実質緩和しています。(65%基準は当面の間続くのでは?)
第100回までは、全体で65%、各科目の足切りありでした。変更になった理由は、国家試験の合格率が年度により1割も違い、問題難易度と大学での教育水準に開きが生じていたからですかね。
これは、実務の範囲は大学講義で教えることは難しいと言っている様なもんですね。
長期実習中に学びなさい。ということか?
だとすれば、参加型実習にしないと症例に基づく問題に対応できないだろうし…。
病院薬剤師会の雑誌 にアンケートがあり、長期実習中に服薬指導で介入した患者人数は、3〜4名が大半を占めていました。
この数字を見ると、
試験の時、これは、実習中に指導した症例のやつだ‼︎(Benesse的な意味)
にするには、少ないですよね〜。
国家試験も1日10分で成果が現れればいいのに。
うーん、予備校のカリキュラムは実務にどの様に対応しているのだろう?
夏期講習に潜り込むか?
しかし定員1枠学生から奪うわけにもいかないよな。
余談ですが、私が受験勉強するとしたら六年生後の国家試験は複合問題になっている以上実務に一番時間をかけるべきだとは思います。
しかし、130問しか出題されないため、6割取れれば良しと割り切るのも戦略上あり。
6割できると7割できるでは、勉強にかける時間が違いますから、気力と相談してみてください。様はこの形式の問題が好きか嫌いかですよ。